FXの強制ロスカットの計算方法と借金を作ってしまうれレバレッジをかけた取引パターン

このコラムでは、これからFXを始めようかと検討中の方や、FX初心者の方向けにレバレッジなどの用語解説や気をつけた方がいいことを紹介しています。

 

ただし、オススメはあくまで私見であり、また、FXに限らず投資で最も重要なことは、「自分でしっかりと考える」ということです。

 

今回は、過去のコラムでも何度か触れている「強制ロスカット」について計算方法や仕組みレバレッジをかけた取引パターンをまとめたいと思います。

 

強制ロスカットの計算式に基づいて計算する方法

 

強制ロスカット発生条件は、証拠金維持率が取引業者が設定している数字以下になると発動されるものなので証拠金維持率の計算式と同じになります。

 

証拠金維持率(強制ロスカット)=有効証拠金÷取引証拠金

となります。有効証拠金の計算式は以下です。

(有効証拠金=資産合計+評価損益-出金依頼額)

 

上記のようになりますが、詳しくは「あなたの証拠金維持率は大丈夫!?安全圏の目安と計算方法を徹底分析!!」で説明しています。

 

計算なんて面倒というかたは、pc版MT4のターミナルで表示できますし、スマホアプリでも表示されています。

 

 

FXでレバレッジをかけた取引がロスカットを招く最大のリスク!?

 

ロスカット、これがあるから「FXは大損する」、「全財産を溶かす。」というようなイメージはないでしょうか?

 

 

「大損する」というのは、相場の動き次第であるかもしれませんが、後者の「全財産失ってしまう」というのは、普通に取引しているだけでは起こり得ません。

 

 

FX経験者の方、これってどういうことか説明出来ますか?

 

そもそもロスカットと強制ロスカットはどこが違うの?ロスカットについてより詳しく踏み込んでいきましょう。

 

 

そもそもロスカットとは「ロス」=損失を「カット」するということなので、損益確定のコラムで触れた「損切り」というのが元々の意味です。

 

 

では、「損切り」が全てFXで言う「ロスカット」なのかと言うと、そうではありません。

 

FXで一般的にロスカットと言う場合は「強制ロスカット」、つまり強制的に決済注文が出されてしまうということです。

 

 

強制ロスカットが借金を作ってしまう原因なのか?

 

この「強制的にというのが、恐ろしいイメージに繋がっているのかもしれませんが、証拠金のコラムでも少し触れたように、ロスカットは証拠金を保護する仕組みです。

 

 

では、具体的にどういうことになるのか見ていきましょう。

なお、このロスカットが発動される割合は取引会社ごとに異なります。

また、最近は同じ取引会社のなかで、選択したコースごとに異なる場合もあります。

 

強制ロスカットになってしまう仕組み

 

今回は、比較的一般的な例として、ロスカット発生割合=「ロスカット率」は50%。5,000円の証拠金、レバレッジは25倍の条件で考えてみたいと思います。

米ドル円、1,000通貨単位を「買い」で保持しました。

8月月初時点での相場を参考に1ドル=110円とします。

 

このとき、110円×1,000通貨単位=110,000円÷レバレッジ25倍で、4,400円を使用しています。

 

含み損はいくらまで耐えられるのか?

証拠金は5,000円ですので、余剰は600円。

1,000通貨単位で保持しているので、1ドルあたり1円動くと1,000円の損益に繋がります。

そのため、0.6円以上下がると証拠金は100%を切ります。

 

 

ちなみに、この変動幅をpipsという単位でいうことがあります。

pipsは非ベース通貨に対して1/100単位ですので、先ほどの1ドルあたり0.6円の変動というのは、60pipsという言い方をします。

 

 

本題はここからです。

今回、「買い」で保持していますので、60pips以上下がると証拠金維持率は100%を下回ります。

 

では、どこまで下がると強制ロスカットされてしまう証拠金維持率50%までいくのでしょうか。

 

 

証拠金維持率が100%を下回った段階で新規注文は出来ない

 

証拠金や利益確定のコラムでも触れましたが、FXは証拠金を元に取引していますが、売り買いどちらかだけの状態(=ポジション保持)では、損益は確定されていません。

 

急に何を言い出すかと思うかもしれませんが、今回の話と密接に関係してきます。

保持しているポジションの相場変動によって時価評価のプラスマイナスがつきます。

 

 

これはまだ確定していない損益ですが、マイナスで証拠金を圧迫してしまうと、新規注文が出来なくなるのです。

 

 

 

では、ここで質問ですが、証拠金がマイナスの状態で保持ポジションを決済したらどうなるのでしょうか?

 

そう、ここがこのコラムのキモで、取引には証拠金を使用しています。

しかし、証拠金維持率が100%を下回った段階で新規の保持は出来ません。

 

 

と、いうことは、証拠金が100%を下回った時点で、ここからは保持ポジションの時価評価マイナスになっているのです。

 

 

今回の例で言えば、ポジション決済(=「売り」)を行うと、相場は下がっているのでマイナスは発生しますが、レートが0になった訳ではないので、売った分のお金は証拠金に補充されます。

 

もちろん、買ったときより相場は下がっており、その差額が上記の時価評価額のマイナスとなります。

 

では、改めて少し前の疑問を考えてみましょう。60pips分下がったことで現状の証拠金維持率は100%です。

 

ここからは単純に変動分によって、元々の証拠金に対して、どこまでマイナスが食い込んでいるのかという考え方をします。

 

証拠金5,000円の50%ですので2500円。時価評価が2,500円以上のマイナスになると強制ロスカットされます。

 

 

2,500円ですので、1ドルあたり2.5円分=250pipsです。先の取引に使用した残りである余剰分60pipsと合わせて、310pips(=3.1円分)です。

 

 

強制ロスカットにならなければいい?

これだけ見ると、「強制ロスカットなんてそうそうならないよ!!」という声が聞こえて来そうですが、コトはそこまで単純ではありません。

 

強制ロスカットは、その名の通り強制的に実行されます。

また、強制ロスカットされるということは、自身の読みと実際の相場に相当なギャップがあることも間違いありません

 

 

そのため、ロスカットがいくら証拠金保護の仕組みと言えども、強制ロスカットされた時点で大幅な損失が出ることは確定です。ですので、ロスカットは最大限避ける努力をしなければなりません。

 

強制ロスカットを回避するためには?

 

強制ロスカットや追証による強制決済になりそうなとき、どうしたらいいのでしょうか?

 

ロスカットを回避する方法は2つです。

①証拠金を追加する。

強制決済は全て証拠金維持率によって判定されています。

そのため、分母である証拠金そのものを増やせば、維持率は当然上がります。

 

②保持ポジションの決済

先ほど例に挙げたやり方です。

これにより、取引に使用していた証拠金は、変動分のマイナスを伴いますが、証拠金に戻ります。

 

 

強制ロスカットが借金を作ってしまうパターン

ちなみに、冒頭に紹介した「FXで全財産溶かす」のは、この①を繰り返した場合です。

 

証拠金とは別に投資金を用意していれば良いのですが、これを繰り返し使い切ったとき、本来は投資目的ではなかったお金に手をつけるようになります。

 

 

当初の証拠金から、過度に証拠金を膨らませ、最終的に強制ロスカットされてしまった。

これが本来「証拠金以上のマイナスを発生させない」ロスカットいう仕組みが、それ以上のお金を飲み込むときです。

 

 

借金を作ってしまうパターンは「FXの証拠金とは?足りない時に追加ばかりしていませんか?」でまとめています。

 

 

FXの強制ロスカットのまとめ

強制ロスカットは最も回避しなければならない要素です。

しかし、これに対してしっかりと対策出来ていれば、大きく負けることはありません。

 

 

そのためには、証拠金に対して余裕を持っておくという「守り」と、利益確定のコラムで紹介したこまめな損切りという「攻め」が欠かせません。

 

ただ、敢えてここで強調したいのは、強制ロスカットは大きな損失には違いありませんが、証拠金以上のマイナスにはなりにくい仕組みです。

 

そう考えると、本来投資目的以外だった手をつけてはいけないお金に手を出し、失ってしまうことよりはまだマシかもしれません。

 

最後になりますが以下はロスカットの「関連記事」なので、あわせて読むことをお勧めいたします。

レバレッジのリスクと強制ロスカット

2017.08.03

FXの証拠金とは?足りない時に追加ばかりしていませんか?

2017.08.01
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