移動平均線のお勧めは指数移動平均線。その設定値と期間について解説

永遠の初心者「佐伯」
はぁ、やっぱりなかなか上手くいかないなぁ…。

 

リョウコさん
今度はどうしたの、浮かない顔して?

 

佐伯さんの楽しそうな顔見たことないけど、、

 

永遠の初心者「佐伯」
この間リョウコさんに教えてもらった指数移動平均線ですけど、なかなか上手く使いこなせてない感じなんですよねぇ。なんかしっくりこないというか、結局、相場のトレンドを把握出来ていないというか…。

 

リョウコさん

どれどれ、ちょっと見せてみて…。これ期間の設定がメチャクチャじゃない!これじゃあ、何がゴールデンクロスなのかわからないでしょ!!

 

永遠の初心者「佐伯」
はい、そうなんですよぉ…。指数移動平均線は表示できたんですけど期間とかまったく分からないんですぅー!!

 

リョウコさん
仕方ないオジさんね!!わかったわ、じゃあ、今回はお勧めの設定と期間について紹介するわね!

 

今回は、クロスの記事で紹介した指数移動平均線について期間や計算方法について詳しく解説していきます。

 

 

 

 

お勧めの移動平均線指数移動平均線で決まり

移動平均線の種類については、別な記事で紹介しましたが、お勧めの移動平均線はやはり指数移動平均線(EMA)です。

 

その理由は他の移動平均線よりも反応速度が早く、実際に弊社で口座開設をしている専業トレーダーの方に尋ねたら、移動平均線は指数移動平均線を使用してる。と答えたからです。

 

 

ここで、おさらいも兼ねて指数移動平均線について、紹介していきます。

指数移動平均線(EMA)は、「Exponential Moving Average」の略で、「exponet」は「指数」という意味です。

 

直近の価格に比重をかけて計算することで、新たなトレンドの発生やトレンドの転換点等、新しい動きをいち早く察知するために使われます。

 

指数移動平均線の計算方法

具体的な計算式

・1日目の計算式 :単純移動平均(SMA)と同じ=対象期間の終値の平均

・2日目以降の計算式:前日の指数平滑平均+k×(当日終値-前日の指数平滑平均)
k=2÷(n+1) n=期間

 

上記が計算式となりますが。具体的な数字を当ててみましょう。

例えば、今日時点での過去5日間の米ドル円の終値が、古い日から順に、110、111、112、111、110円/1ドルだったとします。

 

1日目の指数移動平均線は単純移動平均線(SMA)と同じように単純に足して平均しますので、110+111+112+111+110=554÷5日=110.8となります。

 

そして、今日の終値は113円/1ドルと高騰し、次の日になり、今日までの終値を反映させます。

 

リョウコさん

2日目以降の計算式を使うので、以下のようになります。

・前日の指数平滑平均:110.8

・k=2÷(6+1)=0.2857…⇒0.29

※ここでは、小数点3桁目を四捨五入しています。

 

 

110.8+0.29×(113-100.8)=191.668⇒191.67

これをSMAで計算すると、(110+111+112+111+110+113)÷6=111.166…⇒111.17となります。

 

 

今回は分かりやすいように値動きを少し極端にしていますが、単純移動平均線と指数移動平均線ではこれだけ差が開きます。直近の高騰をしっかりと反映していることがわかるかと思います。

 

お勧めの指数移動平均線の期間設定

次は、設定期間について紹介していきたいと思います。

 

まず、基本的なポイントとして、短期・中期・長期の3本のEMAを表示し、移動平均線の3つのクロス(ゴールデンクロスやデッドクロス、パーフェクトオーダー)などの流れを見極めて欲しいと思います。

 

短期と中期、中期と長期など、2本の組合せでも構いませんが、3本同時に見ることによって、より確実なトレンドを把握することが出来ます。

 

 

永遠の初心者「佐伯」

一般的に広く使われている期間は、
短期:5日=5EMA
中期:20日=20EMA
長期:75日=75EMA

のようですね。

 

 

指数移動平均線の期間設定の注意点

 

上記のように一例を紹介しましたが、実はこの期間設定が最も難しい要素です。

フィボナッチ数列を使用した13、21、89MAという場合もあります。また、全体的に期間を長めにシフトした75、100、200MAという組合せもあります。

 

つまり、ここで重要なことは、「自身がどの程度の周期による取引を行いたいか」や、その「通貨ペアがどのような特性を持っているか」ということと設定期間のマッチが必要です。

 

 

特に指数移動平均線の場合は、「直近のトレンドに反応しやすい」というメリットの一方で、「ダマシも多く拾ってしまいがち」というデメリットも存在します。

 

 

そのため、最初に紹介した短期・中期・長期期間のEMA組合せを使いながら、少しずつ自分に合うように設定を変えてみることが重要です。

 

指数移動平均線のお勧め設定と期間のまとめ

今回は、移動平均線のお勧めの設定と期間について紹介しました。

トレンドを把握するための移動平均線の中でも直近のトレンドに対して、単純移動平均線(SMA)より早く反応してくれる指数移動平均線(EMA)は、移動平均線の中でも最も使われています。

 

 

そして、EMAを使いこなすためには、短期・中期・長期の3つの期間設定を使いながら、ゴールデンクロスやデッドクロスなど、別な記事で紹介した傾向をしっかりと捉えることが重要です。

 

しかし、指数移動平均線は直近のトレンドに素早く反応しくれる反面、ダマシも多く拾ってしまうので、設定期間を長めにシフトすると緩和されやすくなります。

 

 

それ以外にも、自身の取引スタイルや期間、そして、通貨ペアの値動きの特性等、設定期間は実践しながら自身にマッチしたものを模索していくことが大切です。また、移動平均線の種類は指数移動平均線だけではないので、一通り試してみることをお勧めします。

 

 

 

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