


い!移動平均線のなかでも色々と種類があって何を使ってよいのか分からないんですー

今回はいくつかあるMT4の移動平均線の種類を紹介するわね!
INDEX
様々な種類のあるMT4の移動平均線とは
まずは、おさらいも兼ねて移動平均線について紹介ですが、移動平均線とは、任意の期間の終値の平均値を折れ線グラフにしたものです。
例えば、ある時点での値は、そこから過去5日間の終値の平均を出し、つないでいきます。
この期間は5日、25日、50日、100日、200日と期間を変えたものをいくつか出して全体の動きを見ていくのが一般的です。

移動平均線の種類
ここで少し考えてもらいたいのは、
「200日前の終値」と「1日前の終値」は同じ値として足して、その後平均を出してしまって本当にいいのかということです。
そのため、「移動平均線」と一言で言っても実はいくつか種類があり、移動平均線自体がテクニカル分析の一つのため、これも日々改良されています。
結局、テクニカル分析は何のためかというと、少しでも相場を分かりやすく読むためのもので、移動平均線はトレンド系インジケータと分類されるもので、「トレンドや全体の相場感」を捉えることが目的です。
そのために、「よりどういう風に分析したらいいか…」という考えはどんどん出てくるので、皆さんも使いながら、こうやったらもっと「トレンドや全体の相場感」を掴めるんじゃないか?
「だまし」に惑わされないんじゃないか?と自分に合ったものを見つけたり、もっと言えば、自身で考案してみるというのもいいと思います。少し話がズレてしまいましたが、移動平均線の種類で代表的なものをいくつか紹介します。
単純移動平均線「SMA」
Simple Moving Averageの略、意味はそのまま「単純移動平均線」で、平均線の基本となる部分で、計算式に特別加工されたりしていません。
単純に、ある時点から、「指定した期間の終値を平均化」した値を線でつないだものです。
当然、ベースとなるものですので、このSMAはトレーダーによく使われます。
指数(平滑)移動平均線「EMA」
Expornential Moving Averageの略で、Expornentは指数を意味しています。
そのため、「指数(平滑)移動平均線」と訳され単純に平均を出すSMAの場合、長期の移動平均線になるほど、直近のトレンド変換点を反映しにくくなります。
例えば、200日間の終値の平均であれば、200個の終値を足して、200で割ります。
期間が長ければ長いほど、分子に足される数が多くなり、結果的に直近の傾向は「薄まって」しまいます。
これに対し、EMAでは、直近の値を2倍にして平均を出します。そうすることで、EMA直近の値の影響を反映しやすくなるということです。
加重移動平均線(WMA)
加重移動平均線は、指数平滑移動平均線と同様、直近の価格に比重を置いた移動平均線です。
通常の単純移動平均線と比べて直近の動きに敏感に反応するため、トレンドの転換を早めに確認できるとされています。
修正移動平均線「MMA」
修正移動平均は、前回時点でのMMAの値と直近の終値を使って計算します。
つまり、N本の期間のうちN-1本分の値が前回のMMAの値とし、最後の1本分は直近の終値として平均計算するといったものです。
前回のMMAの値を繰り返し使いながら計算するので、現在のMMAの値の中にはN本目以前の終値もずっと含まれ続けることになり、結果的に単純移動平均線よりも滑らかなラインが描かれます。
MT4の移動平均線の種類のまとめ
基本となるSMAにどのような計算式を加えていくか?によって呼び方や種類が変わるといったお話でした。


大切なことは、移動平均線の種類のいい悪い。ではなくて、自分が使っている平均線がどの種類かをちゃんと認識していることです。
専業トレーダーも利益を上げ続けているインジケーターとして移動平均線を表示している方も多いので、4種類の移動平均線を一度は全部試してみてはどうでしょうか?
ポイントはチャートに表示させる移動平均線は種類を統一させること、なにより移動平均線は期間が違う複数の線で見ることが大事!
違う種類のものをいくつも表示させてしまうと、何を見ているのかよく分からなくなるから、1つの種類をまずは決め、暫くの期間を使ってトレードの研究、検証をしてみると良いですね。
どういう風に見ていいかよくわからないのですよ…